今年は「金」でしたか
12月12日は、漢字の日。
毎年恒例の、「今年の漢字」が、京都・清水寺で披露されたとニュースが伝えていました。
それによると、今年は「金」だったそうです。
それを知った次の瞬間に思ったのは、「オリンピックイヤーだから金が選ばれるのか?」ということ。
まぁ、あまり前向きなニュースが思い浮かばない中、オリンピックでの日本選手の活躍は明るいニュースでしたからね。
そう思いながら、日本漢字検定協会のサイトを観ていたら、詳細の報告が掲載されていました。確かにオリンピックでのメダルを理由にする意見が多かったのですが、そのほかにも、おカネの問題を理由にしたものもありました。
そうか。東京都知事、富山市議会、豊洲への市場移転、スポーツ選手の賭博 など、色々話題になったから「きん」ではなく「かね」で選びましたか。それはうなずけます。
「今年の漢字」には、だれでも応募できます。
何年か投票しそこねてた私ですが、今年は一票を投じました。
私が投票したのは「揺」。熊本や鳥取中部での地震(福島沖の地震は投票後に発生しました)のほか、英国の国民投票や米国の大統領選での結果、韓国の大統領をめぐる問題など、国のトップも揺らいでいた、という理由です。この字は13位。惜しくもトップ10入りを逃しました。
ところで、このBlogを読んでくださっている皆さんにとっての「今年の一字」は何ですか?
鳥取探訪記(その1)
1週間前の話になります。
趣味の合唱で全国コンクールに出場するため、鳥取へ行ってきました。
歌いに行くのが目的だったので、当初、観光はまったくプランに入れていなかったのですが、行く直前に色々調べていて、「やはりここには行きたい」と思う場所が出てきたので、短時間ながら急遽レンタカーを確保し、プチ観光を楽しんできました。
鳥取駅から車を走らせて言った場所は、「白兎神社」。
「因幡の白うさぎ」ゆかりの神社です。
海岸から社殿に続く階段では、こうしたうさぎの像が多数迎えてくれました。
そして、「因幡の白うさぎ」をモチーフにした像も建てられています。
ここは、恋愛のパワースポットにもなっているようで、神社手前の郵便ポストも、ピンク色に塗られていました。
直前の思い付きでしたが、やはり足をのばしてよかった。
家族には、この神社にあった、うさぎの形をしたお守りをお土産に買って帰りました。
続編では、鳥取の街並みのことを書こうと思います。
取り急ぎ、撮ってきた写真をGoogleフォトに上げました。よろしければそちらもご覧ください。
初体験、そして、思わぬところで出た名前
前回の投稿の通り、腰を痛めた私。
腰痛ベルトを巻いて出社するも、立ったり座ったりの動作はおぼつきません。
大阪に居た頃なら、行きつけのカイロプラクティック治療院に駆け込んで施術してもらうのですが、山口県に移ってからは、そういう場所を作っていませんでした。
仕事中の休憩時間に、「どこかないかなぁ」とネットで探していたら、職場からの帰り道に時々寄るショッピングセンターの中に、カイロの治療院があることを発見。さっそく予約を入れ、仕事帰りに寄ってきました。
症状、過去の腰痛体験およびその時の対応などを話している中で、大阪で行きつけにしていたカイロ治療院の名前を出したところ、その治療院の先生(比較的若い方です)、なんとその先生にお世話になったそうな。
施術の方法は、その大阪の先生と似た方法。それだけで少し安心しました。
この治療院は、カイロプラクティックだけではなく、鍼の治療もおこなっています。
私の今回の腰痛は、疲労がたまったことによる筋の損傷と推定されたため、先生の勧めに応じて鍼を打ってきました。実は人生初。
痛んでいる部分に達したときに感じるズシンとした重さ、時間の経過とともに感じられる熱さ。すべてが新鮮に感じられた数分間でした。
さすがに、すぐに痛みがなくなるわけではなく、鍼を抜いた後も、立つ、座るの動作はしんどいです。これで2日くらい様子を見て、まだ痛みが残るようならまた来てくださいとのこと。
こういう場所は、できれば足しげく通いたくないですが、今回の腰痛の件で、困ったときに行く場所ができた、という点ではよかったと思います。
準備体操サボった罰か?
2か月前のBlogで、職場で腰痛予防のため、始業前にラジオ体操が推進されていることを書きました。
しかし、この1~2週間、バタバタしており、みんなでラジオ体操している時間に既に仕事に取り掛かっている日が多くなっていた私。
そのあおりが、週末土曜日にやってきました。
買い物に出かけて車から降りた瞬間、腰に妙な違和感。
そして、歩きだしたとたんに、痛みに襲われました。
ラジオ体操やってなかった以外に、朝起きたときに腰を伸ばすストレッチもやっていなかった。そうした結果、起きた腰痛でしょう。
週末はいつも通り、広島で合唱の練習があるため、いったん家に戻って腰痛ベルトを巻いて出かけましたが、歌えるような状態ではなく、やむなく練習は欠席にさせてもらい、買い物だけ済ませて徳山に戻ってきました。
かつて所属していたボーイスカウトのモットー「そなえよつねに」の精神をすっかり忘れてしまった自分を反省しつつ、無理のない範囲で腰回りを動かしながら回復を待ちます。
まもなく7年目
辞令を受けて大阪から山口県に移ってきたのは、8年前の今頃のことでした。
最初に住んでいたのは光市。半島の先っぽで、常に海を観ながら2年間過ごした後、周南市に移り住みました。それが6年前の10月でした。
当地での生活も、7年目を迎えます。
高台の静かな住宅街。裏に高速道路が走っているが、緊急車両のサイレンが鳴ったときくらいしかそのことに気づかない。
住宅街に上がる登り坂が急なので、車やバイク、原付がないと不便ですが、それを除けば快適に過ごせる場所です。
一方で、何も意識していないと、ただ穏やかに時間だけが過ぎていく場所でもあります。
穏やかな時間を大事にしながら、少しずつ自分の生活の何かを変えていく。
7年目は、そんな工夫もしていきます。
原点に戻る
合唱の出番で岡山に遠征したので、倉敷にも足を伸ばしてきました。
倉敷。高校の修学旅行で訪れて以来、29年ぶりの再訪です。
向かった先は、美観地区にある大原美術館。
「そうそう、これ観たよねぇ」
と前回の記憶を掘り起こしたり、
「えっ!この絵の魅せ方が変わってる!(具体的には、エル・グレコの『受胎告知』)」
「いつの間にこんな通路ができたん?」
「こんな展示室あったっけ?」
「最近の作品も展示してるんだ!」
などと、驚きを感じたりしながら鑑賞していました。
実は、私が美術、とりわけ絵画に興味を持ったきっかけとなったのが、この大原美術館の展示物だったのです。
29年ぶりに訪れてみて、個人のコレクションとしては時代や会派など、まんべんなく揃えられているほか、今活躍している方々の作品もきちんと採り上げていることに強く感心しました。
決して近くにある美術館ではありませんが、機会を見て繰り返し足を運ぼう。そんな思いになった倉敷探訪でした。
これが「前髪しかない」の原点か?
「チャンスの女神には前髪しかない」
ビジネス書や自己啓発書を読んでて、この一言が書かれているのを何度か見かけました。
中には、前髪しかない女神をそのままイラスト化しているビミョーなものもありましたが、チャンスが来たらためらわずにつかめ、と言いたいための引用だったと思います。
複数の方が書かれていることだから、これは大事なことだとは感じていましたが、たまたま読んでいた「PHP」の臨時増刊で、「もしかして、チャンスの前髪の原点はこれか?」と思う言葉に出会いました。
「幸福」が来たら
躊(ため)らわず前髪をつかめ
うしろは禿げているからね
『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』(岩波文庫 杉浦明平訳)
(「PHP」2016年10月増刊号 「心を揺さぶる88の名言」より引用)
やはり、大事なことは、古くから語り継がれているんだな、と思い知らされる言葉との出会いでした。