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合唱の出番で岡山に遠征したので、倉敷にも足を伸ばしてきました。
倉敷。高校の修学旅行で訪れて以来、29年ぶりの再訪です。
向かった先は、美観地区にある大原美術館。
「そうそう、これ観たよねぇ」
と前回の記憶を掘り起こしたり、
「えっ!この絵の魅せ方が変わってる!(具体的には、エル・グレコの『受胎告知』)」
「いつの間にこんな通路ができたん?」
「こんな展示室あったっけ?」
「最近の作品も展示してるんだ!」
などと、驚きを感じたりしながら鑑賞していました。
実は、私が美術、とりわけ絵画に興味を持ったきっかけとなったのが、この大原美術館の展示物だったのです。
29年ぶりに訪れてみて、個人のコレクションとしては時代や会派など、まんべんなく揃えられているほか、今活躍している方々の作品もきちんと採り上げていることに強く感心しました。
決して近くにある美術館ではありませんが、機会を見て繰り返し足を運ぼう。そんな思いになった倉敷探訪でした。