歩きながら考える by 小春日

日課としているウォーキングの記録、ウォーキングの最中にオーディオブックやPodcastを聴きながら考えたことなどを書き留めてまいります。

大切なのは、強さよりも柔軟さ

読んだ本:

人生が変わるメンタルタフネス(ピョートル・フェリクス・グジバチ著 廣済堂出版)

 

グーグルでグローバルな人材育成に従事されていた、ポーランド出身のピョートル・フェリクス・グジバチさんによる最新作。

この1年ほど、実はメンタルで弱っていたこともあり、タイトルと著者を見ただけで購入を決めました。

メンタルタフネス、の一言から、「どんな局面も突破できる強い心を持つための指南書」を想像しましたが、実は少し違いました。

ピョートルさんは、本の中盤でこんな一言を書いています。

現代社会でメンタルに必要とされるものは何かと言えば、「強さ」よりも「柔軟さ」「しなやかさ」にあります。』

『今まさに迎えている時代の変化に適応できるかどうか。それは心の柔軟性と臨機応変に対応する能力を持っているかどうかがカギであり、それこそがメンタルタフネスと言えます』

今いる環境を受け入れ、そこにしっかり適応していく。「今、ここ」に意識する、という見方をすれば、色々な方が語っていること。大事だけど忘れてしまいがちなこと、として書き留めておくことにします。

また、本書では、個よりも、チームとしてのメタフネス実現をめざし、周りとの関わり方を意識して書いている点もハッとしました。「飲みニケーション」も大事だよ、と添えられていることも注目点です。

この本から得られるもの、他にも一杯ありますし、一読して終わりではなく、何度も読み返そうと思っていますが、一回目に読んで一番印象に残ったひとことをとりあげました。